小学校に入学したけど集中力がなさすぎて授業がしっかり聞けない。
注意力散漫で忘れ物、失くし物が多すぎる。
家でもやらなくちゃいけないことをすっかり忘れて違うことばかりやっている。
何度注意してもちっとも直らなくて困ってしまいますよね。
我が家の上の子も小学生になった時はひどいものでした。
見た目のんびりしているのですが、いろんな妄想・考え事で頭の中が忙しく人の話を全く聞いていません。
興味のあることにはとことん集中できるのですが、それ以外は他のことに気がいってしまい、なかなか集中できない困ったちゃんです。(今まで健診などで引っかかったことはありませんが、グレーな部分を持ち合わせているような気がします)
学校の勉強・お友達関係に問題はなさそうなのですが・・・
忘れ物・失くし物が多い!
先生の話を聞くときも他事ばかり!あまりにも注意力散漫だったため、毎日ため息が出ました。
もちろん、そのような傾向には小さい頃から気づいていたので、家の中ではなるべく集中して勉強に取り組めるようにと考えてきました。
今日は、そんな集中力がない小学生に家庭で取り組んで良かった方法を紹介したいと思います。
Contents
①テレビを見る時間と見ない時間を明確に分ける
これは当たり前のことですが、勉強・次の日の学校の準備・食事・片付け・朝の支度の時にはテレビは付けません。
上の子はテレビ大好きっ子なので、決まった時間にはもちろん見ますよ。
でも、例えば親が朝のニュース見たいな~と思っても、上の子の朝の支度が全部終わるまでテレビは付けません。
本人の好きな番組でなくても、ちょっとした音や映像が気になって準備ができないので。
②一日の中で一番集中できる時間を探る
子供によって一日の中で一番集中できる時間帯って違います。
例えば、上の子は起床時間も早いし、朝に強い方。
1年生の時は、朝ご飯を食べ終わった後が一番集中できる時間帯でした。
そういう時間帯を見極めて、記憶力・スピードが必要な勉強(計算など)をやっていました。
逆に、学校・習い事の後は疲れて集中力が落ちているので、漢字の書き取りなど復習系のみにして 負担を減らしていました。
③集中できる時間はとても短い!勉強は細切れで行う
1時間、2時間しっかり集中して学習できる子はいいですが、小学校低学年には無理な話です。
上の子が集中できるのは、好きな問題で30分・苦手な問題で10分ぐらい。
特に、覚える作業・考える作業は苦手なので全く集中力が続きません。
仕方がないので、ストップウォッチを使って5分休憩をとったり、息抜きに30分本を読んだりテレビを見たりして、気分の切り替えをしてもらっています。
だいたい平日は、
学校に行く前に:計算(10分)
帰宅後:宿題(30分)
お風呂・夕食後:漢字または算数・国語の問題集のどれか1つ(30~40分)
休日は、
朝食前:国語読解(20分)
9時~:漢字・国語・算数の問題集(1時間) その間に5分休憩あり
昼食後:午前中にできなかった問題(30分)
テスト前ならテスト勉強
こんな感じで細切れにやっています。
もちろん、この通りにやれない時も多々ありますし、大した量はやっていません・・・
なんせやってる最中も気があちこちいってしまうのでね。
そしてやれなかった場合は時間をずらしたり、平日に持ち越したりしています。
③「学校で使う物」と「おもちゃ」は完全に別室にする
注意力散漫な子なので、忘れ物・大切な物の紛失ってすごく多い。
気も散りやすいので、
母:「2階に行ってハンカチとってきなさい」
上の子:「はーい!」
と元気よく行っても、10分ぐらい帰ってこない・・・
何やってるのかな?と思って見に行くと、ボールペンを見つけて棚に落書きしてたりとか・・・
たぶん、いつも置いていないボールペンを見つけて使ってみたくなったのでしょう。
母:「何しに2階に来たの?」
と聞くと。
上の子:「・・・・忘れちゃった!えへっ」
なんてことは日常茶飯事です。
えへっじゃない!!もちろんその後、落書きした上の子に雷が落ちました。
そんな感じの子なので、学校で使う物を置く部屋にはおもちゃ類は一切置いていません。お手紙・シール・ぬいぐるみなど細々した物、大好きな本も気が散るので別の部屋に置いています。
④注意力散漫な子には視覚化・ルーチン化が効果的
気が散りやすいので、自分が次に何をしたらいいのかよく忘れてしまいます。
もちろん私も声掛けしますが、何度も言うと疲れるので1日の行動を視覚化・ルーチン化するのが手っ取り早いなと最近気が付きました。
柔軟性には欠けてしまいますが、ひとまず自分のやるべきことをちゃんとやることが大切なのでやむなしです。
1年生の時に大きい黒板を買ってリビングに設置。
そこに「朝食」「歯磨き・顔洗い」「着替え」などと書いたマグネットを用意して、できたらひっくり返すということをやっていました。
1年生ぐらいならこのやり方はおすすめです。
今は、ひっくり返すのが面倒になったので、紙に平日と土日のスケジュールを私が書いて、子供はそれを見ながら行動するようになりました。
⑤注意力散漫を逆手にとって音で知らせる
自分の好きなことに集中してしまうと、話しかけても全然聞こえないので逆に気になる音を出してこちらに注意をひきます。
例えば、言葉で言ってこちらを見なくても、うちの子の場合、手を「パン、パン」と叩くと振り向きます。
たぶん、「パン、パン」という音が気になるのでしょうね。
「早くしなさい!」を言う代わりに「パンパン」と手をたたくよ。
と本人に伝えたら、その音がしたらとりあえず黒板のスケジュールを見る
→やり忘れていることがないかを自分で確認するようになりました。
⑥早朝学習に効果があった!?静かで集中できる時間帯
実は、勉強に集中できない理由の1つに「下の子」の存在がありました。
上の子が大好きな幼稚園生の下の子ちゃん。
学校から帰ってくると「遊ぼう!」攻撃が始まります。
それはもちろん土日も。勉強していようが、してなかろうがお構いなしにくっついてきます。
本人に悪気はないし、一緒に勉強するときもあるのですが、上の子と同じようにはなかなかいきません。
なるべく、私が一緒に遊んであげたりしているのですがね・・・
それでも上の子は気になるようで集中できずにいました。
そんな時いきなり言い出した早朝学習。
さすがに、毎回5時起きではないけれど、6時からテレビを見るために5時半に起きて20分ほど読解問題をやっています。
この時間なら下の子が邪魔をすることもないし、静かではかどるようです。
できるだけ、学習の時間帯に下の子がそばにいないようにもっと早く私がコントロールしてあげれば良かったなと思いました。
あと、注意力散漫だけどこういう早朝学習もルーチン化してあげれば文句をいうことなく自分で進められるので、ある意味すごいな!と思っています。(母はそんなに早くには起きられないよ・・・)
まとめ
我が家はこんな感じの環境を作っています。
1年生の時は本当にひどかったんだけど、今は少しマシになったかな!?
注意力散漫なのは、原因も症状もその子によって様々なので、我が家でやった方法が他の子に合うとは限りません。
ただ、小学校に入学して同じように心配している人も多いかな?と思って書いてみました。
私も何かあると、夫や先生に相談していたのですが、なかなか実践できるヒントがなくて・・・
結局、子供をよく観察→様々方向からアプローチ→ベストな方法を見つけるという方法しかありません。そして、それは親しかできないことなのでしょうね。
さぁ、家での環境はある程度整ったけれど、学校の方では今だに・・・
これは、気長に子供に言ってきかせるしかなさそうです。
※追記
この記事を書いてから早2年。上の子は小学4年生になりました。
忘れ物や失くし物がどうなったかというと・・・少しマシになりましたが、やっぱり穴が多い!!学校での失くし物は減ったかなぁ。忘れ物は一緒にチェックしているので困ることは少ないようです。
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