テストでのうっかりミス、ケアレスミス。
小学生のお子さんがいると「なんでこんなミスをしたの?」と思う間違いをすることって多いですよね。
うっかりミスも1~2問ならいいですが、たくさんあると「このままで大丈夫かな?」と心配になってしまいます。
ブログに度々登場する上の子も不注意傾向が強い子で、テストでは問題を飛ばしたり、単位を忘れたりすることがたくさんありました。
普段の生活でも忘れ物、失くし物が多く「もしかしたら、私の育て方が悪かったのかな?」と悩む日々でした。
でも最近、このような「うっかりミスやケアレスミス多い子供」にどのように接したらいいのか分かるようになってきました。
Contents
子どもの特性の違いを改めて感じた
何故こんなことを感じたかというと、下の子との違いに気が付いたからです。前から下の子は几帳面な子だなと思う節があったのですが、小学校に入学してからそれが顕著になってきました。
まず学校から帰ってきて、手洗い→洗い物を出したら、すぐに宿題をやるんですよね。それもおやつも食べずに。「あ~、疲れたな。音読しよ!」って。
えっ!?疲れたに続く言葉が違いますよ?と。
今まで、何度声をかけても洗い物は自分から出さない・ただいま~の次が「お腹空いた。おやつ何?」・宿題はテレビor読書をしてからしか絶対にやらない、そんなグダグダな上の子を3年も見ていたのでビックリですよ。(低レベルな話でごめんなさい)
未だに上の子は、しっかり休憩してからしか宿題はしないというポリシーを貫いています。まぁ、テレビをダラダラ見て全然宿題をやり始めない時もあったので、それを思えばマシになりました。
そして、下の子は宿題が終わったら次の日の準備をして、調子のいい時は家庭学習までやってゆっくりおやつタイム。あなた誰の子ですか?状態です。
あと、下の子は忘れ物とかうっかりミスが少ないんです。
ちょっと難しめの問題集をやっている時も、一度答えを書いてから「あっ、やっぱり違ってた!」とすぐに答えを直すんですよね。
上の子が同じ問題集をやった時は、自分の間違いやうっかりミスには全く気付かすそのまま突き進んでいました。この違いは何なんでしょうね。
子どもの特性を受け入れ、良い所を伸ばし・苦手な部分は上手く付き合っていく
上の子は不注意傾向が強い。下の子は慎重派で几帳面。これは子供たちの特性です。
もうこれは親が改善しようと思ってもどうしようもないことだなと感じています。
その代わり、上の子は優しく、いろんなことに興味を持って取り組めるし、気持ちの切り替えが早く、親も「おっ!すごいね!」と思うアイディアを思いついたり良い所がたくさんあります。
逆に、下の子は几帳面だけど気持ちの切り替えが下手で小さいことでよく悩んでいます。誰だって良い所もあれば苦手なこともありますよね。
大事なのは子供の特性を受け入れて、良い所を伸ばし苦手な部分はどうやって付き合っていったらいいのか一緒に考えてあげることかなと思っています。
テストでのうっかりミスを減らす方法
さて前置きが長くなりましたがここから本題へ。
子どもの忘れ物・うっかりミスが多いということで困っている方いませんか?忘れ物に関しては、
-
-
忘れ物が多い子供。「自分が困れば忘れ物はなくなる」で解決すれば誰も苦労しない。我が家が実際に行った対策とは?
忘れ物が多い子供にうんざりしているお母さんいませんか? 小学生の上の子は、忘れ物が多くて毎日ガミガミ ...
続きを見る
このような方法で我が家は何とかしています。
ただ問題はテストの時のうっかりミスです! 不注意傾向が強い上の子に試して効果があった方法を紹介したいと思います。
「見直ししなさい!」ではミスは減らない
上の子のうっかりミスの多さにまずいな・・・と本格的に思ったのは、1年生の時に行われたまとめのテストの時です。
それまでは元々不注意なところがあるし、1年生ということでテスト慣れもしていない。家では理解しているから次第にミスも減ってくると思っていたのに、まとめテストではまさかの点数。何故こんな単純な計算ミスをしているの??見直しはしているの?
そうしたら、「見直しなんてよく分からないし、裏面もやりなさい(点数に関係ない問題)って言われてやってたら時間がなくなった」
と上の子。
確かに見直しの方法なんて教えてないし、時間がなかったらできないよね。
でも、このまま何もしなかったらまずいことになるかもしれない!と思い夫に相談しました。
そこで出した結論が、
まず、見直しをしなくてもいいぐらい計算を完璧にすることでした。
小学校低学年の子に見直しをしなさい!と言って自分の間違いに気づき正しい答えに直せる子ってどのぐらいいるでしょう?大人だってうっかりミスをするんだから、不注意傾向が強い上の子が一人で見直しをやるのは無理だよね。そんな話になって、見直しをしなくてもいいぐらい計算を完璧にすることにしました。
計算は意識しなくてもスラスラ手が動くようになるまでやる
最初は一桁の足し算引き算・繰り上がり繰り下がりのある足し算引き算を丁寧に。速くなくてもいいから間違えないように。毎日繰り返し行っていました。
できるようになったら百マス計算。少しずづ難易度と問題数を多くしてきました。かけ算も同様です。
間違えないようになったら、今度は速く解く練習です。ストップウォッチ片手にタイムを計ります。
上の子は器用な方ではないので、タイムはそこまで速くなりませんでしたが繰り返し計算したことによって、基本的な四則計算でミスすることはなくなりました。これは本当にやってよかったことです。
計算は、意識しなくてもスラスラ手が動くくらいまでやっておくとテストでもミスが減ると思います。
問題文を音読する
うっかりミスで多いのは、計算の次に問題文の読み間違えではないでしょうか?
上の子も「記号で答えなさい」の部分を言葉で書いてしまったり、「2つ選びなさい」を1つだけ選んだりと、問題をしっかり読めば分かるのに勘違いしてミスすることがよくありました。それも読み間違いをしていても全く気が付かないんですよね。
そういう時は、問題文を音読をするように言ってきました。
音読するとさらっと読んでいた問題が音として入ることで理解が深まります。上の子も何が間違っているのか分からない場合は音読させるとすぐに気が付くので、不注意な子には効果があるかもしれません。
もちろんテストでは音読はできないので、代わりに口を動かして読むだけでも違ってくると思います。
見直しの方法を具体的に教える
小学校低学年では上記の方法でもいいですが、高学年になったらテストの見直しも必要になってきます。でも、先ほども書いたように「見直ししなさい!」と言っただけでは何をやったらいいのか分かりませんよね。
見直しをする時間を確保する
テストで見直しをしようと思っても問題を解くのが遅かったら時間切れでできません。見直しをしようと思ったら、ある程度のスピードで問題を解いていく必要があります。
丁寧さも大切だけど、解くスピードも重要。ここで低学年で身につけた計算力が生きてきます。(国語だったら普段から本を読んでいるとかも)
分からない問題があったら飛ばして後でやってもよいでしょう。
空欄がないか確認する
えっ!?そんなことあるの?というのが、分からなかったわけではなく、問題をすっ飛ばして空欄があるということ。不注意な子はそんなミスだってします。
だから見直しする時は、まず空欄がないか確認してもらっています。
見直しをする時は、もう一度新たな気持ちで問題を解く
見直しの時にいつも言っているのが、
・自分の書いた答えには間違いがあると思って見直しをする
・もう一度新たな気持ちで問題を解く
ということです。でも、これってすごく難しいですよね。言ってはいるけれど、どこまでやれているのかは分かりません。
うっかりミスをしやすい傾向をつかむ
うっかりミスを減らす方法として効果が高いのは、自分のミスしやすい傾向をつかむことです。
例えば上の子だと、
・記号で答える、2つ丸をうつ
・漢字で答えるところを数字で答える
・単位がない
・算数の時間の問題は、午前・午後を書き忘れる
・計算問題は、①足し算 ②足し算 ③引き算 ④引き算 とあると、①②が足し算なので全部が足し算だと思ってしまう
という傾向があります。なので、もう一度新たな気持ちで問題を解くことができなくても、ミスしやすい問題を意識するだけで違ってきます。
うっかりミスを減らす4年生からの課題
うっかりミスを減らす方法をいろいろ書いてきましたが、一番効果が高い方法は本人が、
ミスは絶対にしないぞ!
と思うことです。でも、それは親がどれだけ言っても方法を伝えても何ともならないことです。
上の子も頑張っていますが今の状況だと、ミスをしてもテストの点数が少し悪くなるだけで自分がすごく困ることって何にもないんですよね。だから、「まぁいいっか~」って思っている。正直、仕方がないことだと分かっています。
でも、いざ高校受験になって「ミスを減らそう」と本人が思ってもやり方を知らなったらどうにもなりません。なので今は地道に種をまいて、上の子が本気を出した時にやったことを思い出してくれればいいかなと思っています。
まぁ、うっかりの上の子は一生うっかりだと思うのでね。過保護もほどほどにしなければいけませんね。
-
-
小学4年生の勉強方法。中学以降も良い成績をとるために今からはじめたこと
小学4年生って学習内容が難しくなってくるけれど、どんな勉強方法をしたらいいんだろう? 小学4年生とい ...
続きを見る
-
-
小学5年生の勉強方法。1教科は自分で学習できるようになってほしい!
小学5年生になった上の子と一緒に家庭学習の計画を立てました。 4年生の最初に「自分で学習する習慣をつ ...
続きを見る